2020 メンズ・DASパーカ

色々と実験中

バイク走行にて耐寒性・防風性を実験。

 

5℃前後、50km 完璧。

10℃前後、80kmフロントファスナーのあたりから冷気を感じる。

止まれば問題なし。ポカポカしてくる。

 

これからベランダでハーフレングスシュラフと合わせてマクロパフとVSさせてきます。

*マクロは50kmでもアウト色んな所から冷気を感じました。

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奥又白池より前穂高

ザックの重量 ?

歩いた時間 ?

 

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9:30河童橋を後にする。

槍や涸沢帰りかそれぞれの想いを胸に帰路急ぐ人が多い。

徳沢は座る場所も無いほど盛況。

靴紐やザックを締める。

一人奥又を目指す。

なかなか厳つい枯れ沢出る。

ココか?

沢よりつめる。

順調に進む。

沢は狭まり藪になる。

最後はヘロヘロ。

藪を抜けると多分白池。

14時過ぎ池に着く。

晴れると前穂が見えるらしい。

曇りで裏山感拭えず。

紅葉もいまいち。

雨が降りはじめる。

16時には床につく。

目が覚めて時刻を確認すると19時。

雨が降っている。テントの中は結露でびしょびしょ。

休み明けの仕事が気になり先を急ぐことに。

視界は無いが経験上問題無いと判断する。

20時過ぎ出発。

視界が悪くどこを歩いているのか分からず池の周りを周ってしまう。

止めるか?

いや、もう少し歩いてみるか...。

踏み替え点はどこだ?

ヤマップより現在地を確認する。

分からない。

このまま尾根伝いに歩くこととする。

気をつけないと滑落するような起伏に富んだ狭い谷を抜ける。所々ハングする岩壁現れる。乗越せない場所は回り込んだりしてトラバースする。

ルートから外れないよう時折現在地を確認する。

雨がだんだん強くなってきた。

完全にハングした壁に突き当たる。しかも逆層。持ってきたカムは役に立たない。クラックもない。ピトンを使う。

どうにも進めない。寒い。

「諦めるな...」「絶対に安全に帰るんだ」

ガタガタ震える。

撤退を考えるに今がその時かも...。

戻るにもきた道を正確に戻れるか?

登りは良いがあの狭く起伏富んだ沢を降るのは閉口する...。嫌なイメージしか湧かない。

携帯の電池は残り少ない。現在地が分からなくなったらアウトだ。

概略図によると確か今いるあたりのどこかから枯れ沢沿いに行けば逃れるはずだ。

ピトンを打った壁に雨風をしのげそうな場所があったはずだ。そこで一旦考えをまとめよう。

尻にサーマレスをひいて、レスキューシートを頭から被る。震えが止まらない。

深夜1時前後。

岩とハングした壁の間で雨風を避けレスキューシートを被りガタガタ震えていた。

テントを張れそうな場所に戻るか?

視界も悪い。ベッドランプは闇しか映さない。

ヤマップで確認出来るこの場所は恐らく3.000m。

頂上はすぐなのに。

どうしても弱点が見つけられない。

ピトンを打って上がってきた壁を降りるのは気が重い。でも日常に帰るためにはここにいてはダメだと思う。戻るしかない。

 

来たときに見たと思える場所だと思う。

風が強い。

ずぶ濡れの中で濡れてぺったりしたテントを広げる。

あ、目の前をゆっくりとテントポールが流れていく。

「終わった...」

いや、まだだ。

途中で引っかかっているかも。

探すか...。

あった!

探してみるものだ。

草付きに奇跡的に引っかかっていた。

戻ると今度はアンダーシートが飛んでいる...。

シートが無いと生地が薄いから破れる。破れれば入水を許してしまう。

視線を足元にやると斜面にアンダーシートが見えた。

降りるか?

バタバタと丘にあげられた魚のようにテントが暴れる。ポールをスリーブに差し入れると何故か奥まで入っていかない。もう一度試してみる。

ハハハ。

スリーブの途中からポールが破れ出ている。

¥30.000。

分かってはいたが、使えないだろコレ。

ヘリテージ、エマージェンシードーム?

何とか設営するも兎に角狭いテントのため両側の壁がぺったり体にくっついてくる。

仮眠をとった時にすでに雨に濡れているテントはビショビショに濡れた靴の中と一緒。

暖をとろうとストーブをつけるも狭いからテントの壁を燃やしそうで怖い。

寝袋を使うか悩む。濡れた身体を入れたら直ぐにペッチャンコだろ。

ガタガタ震える。

兎に角帰るんだ。

構っていられない。寝袋に身体をねじ込む。

平とはいえない場所のため身体がテントの中で片側にずり落ちる。

何もかも不快だ。

雨風よ止んでくれ。

寒い。

朝まで長いな...。


※携帯の電池がもたないと困るので電源をこまめに落としていた時にヤマップはどこかのタイミングで終了させてしまう。


ビバーク後、朝までウツらウツらしながら日の出を待つも視界は相変わらず抜けなかった。ビバーク箇所西側?より無理やり下降する。滑ったらアウトな浮き石だらけの急な谷を祈る気持ちで無理やり下降し続ける。途中切れ落ちていたら?地形を読みながら時折トラバースする。

だんだん斜度が落ちてくる。

高度も下がってきたかに思える。

開けた場所に出る。

見覚えのある風景。

急いで斜面を駆け上る。

白池だ!

後は帰るだけ。

慎重に降る。

パノラマコースが見える。

戻ってこれた...。


肩に食い込むザックを背に梓川沿いの遊歩道を黙々と考えながら歩く。


カムは役に立たない。ましてやナッツなんて使う気にならない。ソロじゃロープも頼りない。

GPSは必要だな。

ピトンは重いからそんなに持てない...。

天候読めない時はテントはダブルウォールだな。

沢屋がしてるリストバンドは良いかも。

靴はアルパインシューズの方が良いな。


明神で一息つく。梓川沿いを散策する観光客や一般登山者を眺めながら帰途につく。


ビバーク後の下降に使った谷や白池に戻るまでのルートはA沢と呼ばれ落石多発の登路としても危険な場所らしい。もう少し時間をかけて整理したい。


とにかく初見でザックリしたアイデアで3.000mまでは詰めた。リスク承知で突っ込んだが肝が冷えた。

オニドーム 2

レビューします。

スペックについてはメーカーHPを...。

夏冬共に複数回使用しました。

 

一人で使うには冬でも広すぎるくらいです。

二人で使うには夏でも狭いかも。

入り口が長辺側にあるため二人で横になると奥に寝る人は入り口に寝ている人を跨ぐ事になります。

私は寝つきが悪いし夜空を見上げたり、夜な夜なテントを出たり入ったりします。

毎回跨いで狭い入り口を出たり入ったり...。

 

比較的後発のテントですが専用のグラウンドシートやペグを含めると重量は1.800gくらいになります。

毎回ザックに入れるのを躊躇うくらい重いです。

 

もしかしたらオニドームはオールシーズンのテントと捉えてオニドーム1をソロ用として使うのがベストだったかも...。

 

撥水処理のリペアしました。

テントの撥水処理は洗濯も含めてとても煩雑な作業でした。

夏だからすぐに乾いてくれたけど、それ以外の季節にやったらもっと時間がかかって嫌になりそう。

シームコートの処理も手が汚れて気が滅入ります。

出来ればやりたくないけど今後も山で快適に過ごすために頑張りました。

北岳 冬季 1泊2日 単独 2019.12.8〜

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やっと行けました雪の北岳
毎週の雲取通いに行く度に白くなった白根三山をブナ坂よりドキドキしながら眺めていました。

一昨年に同じコースを2泊3日で登りました。
行程が長く、帰りには低山の登り返しが待っています。雪山・テン泊装備で1泊2日はどうかと思いました。
帰りの鷲住山の登り返しに泣きが入るのはよくわかっています。帰りの登り返しは気合いを入れ直して50分で登りました。

2日目を少しでも楽にするため初日にボーコン沢の頭まで歩荷しました。

数時間の停滞のために2kgも持つなんて!
半身シュラフ導入しました。
軽量化でオープンビバークだ!
気楽なことを考えてました。
夜間の稜線は-10℃前後でした。
疲労も手伝い寒くて身体の芯からガタガタ震え、要らないと思っていたシュラフカバーに救われました。

天候と先行者達に感謝です。
今回も予定通り無事下山できました。
ありがとうございました。

初回のみリハーサルスタジオ代はお支払いします。

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現在、guitar & vocal . guitar . bass . drums . 他に electric noise パートなど募集しています。


sunn o))) , light bearer , thou , julien Baker , Band Of Gypsys , JOAO GILBERTO ,なんか好きです。


ブラックメタル スラッジコア ドローンメタル の雰囲気は欲しいと思っています。メタル というよりは ハードコア よりです。

METALPUNK / HARDCOREも好きですが同じくらい INDIE ROCK も好きですね。


リハーサルスタジオにて技術・演奏やサウンドの好みをチェックさせていただきます。

初回のみスタジオ代はお支払いします。

交通費はご自身でご負担して下さい。駐車場をご利用になる場合もご自身でご負担していただきます。


ご質問があればお気軽にご連絡ください。

北岳 冬季 2泊3日 単独 2017.12.24〜

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【12.18】

5:55 夜叉神

7:23 鷲住山 ~1:28

8:45 鷲住山下降完了 ~1:22

9:30歩き沢橋 ~0:45 夜叉神→2:50

★休憩 0:37

10:07 吊尾根取付

12:10 1.720m ~2:03

★休憩 0:17

12:27 登山再開

14:09 池山 ~1:42

14:24 池山御池小屋 ~0:15 歩き沢橋→4:00

★休憩 0:40

15:14 登山再開

16:24 2.300m ~1:10

★ワカン装着及び休憩 0:13

16:37 登山再開

17:31 城峰 ~0:54 池山御池小屋→2:04

21:30 就寝 ~3:59


合計時間 11:26(行動 9:59 休憩 1:27)


【12.19】

3:30 起床

6:11 城峰

9:12 砂払 ~3:01

★休憩 0:32

9:44 登山再開

10:53 ボーコン沢の頭 ~1:09 池山小屋→4:10

13:36 八本歯の頭 ~2:43

15:08 分岐 ~1:32

★休憩 0:29

15:37 登山再開

16:30 北岳山頂 ~0:53

23:38 城峰(山頂~城峰間 休憩×3?それぞれ恐らく0:15~0:30)

1:38 就寝 ~2:00


行き合計時間 10:19(行動 9:18 休憩 1:01)

帰り合計時間 7:08( ※詳細不明)


【12.20】

6:38 起床

9:00 城峰

18:38 夜叉神(城峰~夜叉神間 休憩×9?それぞれ恐らく0:15~0:30)


合計時間 9:38(※詳細不明)


やってやりました!

単独・冬季・北岳

しかも恐らく今季初⁉

毎度のことですが、山行中は殆んど人に出会いません。

アプローチで歩き沢橋に出てきた下山中の2人組に出会い、下山中に池山御池小屋より少し登ったところをアプローチする2人組に出会ったのみでした。


失敗のあの日から...念願叶いました!

時期的に雪の状態や量が心配でした。

降雪の期間を考えると踏み抜き地獄では...


アップ用に用意したスマホは案の定、低温の為ダウン...

掲載写真一枚のみなります。

残念です...

身内用にデジ一眼は機能してくれたため山頂付近で自撮り。(PC未環境の為UP困難)


ちなみに気温は夜叉神~山頂間で0c°~-18c°を場所や天候により変動。

残念ながら-20c°は下回りませんでした。

2.800m、3.000m越えたあたりから明らかに体感温度が変わりました。(3.000m以下ではmax-14c°でした)

イメージとしては顔中の毛という毛が凍りつきました。鼻毛とかも凍ります。


思い返せば2016年4月。

登山経験も浅く、オッさん達が行けるなら大丈夫との無知と甘い認識のもと見事にしっぺ返しを喰らい惨めな敗退...池山小屋より重い荷物を背負い引き返してきました。

5月、食料及び泊数変更で挑戦するも池山小屋にて敗退...


どーしたら成功出来るのか?

以後、念頭には北岳が常にありました。

歩荷、ランニング...。

日々怠ることは登れないことの裏返しと地道にトレーニングしてきました。


11月、水6ℓ担ぎ雪舞う初冬の北岳を踏むことに成功しました

勇み12月、砂払まででタイムアウト...撃沈。

かわって2017年3月、イけてるお兄さんに引いてもらいボーコン沢の頭まで...お兄さんがあっと言う間に小さくなり...自分とお兄さんを比較検討した結果、体力と行動食に不安を覚え判断はタイムアウト

翌週、今季最後と挑戦するも身体の不調と長大なルートに加え思いの外ザックの重量を感じ不安が拭いきれず鷲住山頂上付近にて幕営後敗退...無念。


そして12月...

レーニングはしてきた...

装備、イメトレには2週間かけた。


20m×8mm セミスタティックロープ。

ハーネス400g以下のアルパイン冬季対応のもの。

懸垂用にスリング必要数(スリングは流れ止めやギヤラックとして兼用)、ルベルソ。

バックアップはシャント。(プルージックコードを予備)

カラビナ・環付きカラビナ必要枚数。

ナイフブレード1枚。

スノーバー1本。


ワカン・クランポン・アックス

アックスについてはハンマーのみ。

トリグレストは外す。

テープ類には撥水処理。


トレッキングポール(スノーバスケットに換装)


衣類は防寒・防風・幕営・就寝時との兼ね合いにて考えました。

濡れに強い中綿入り化繊の上下を一式。

ビレイジャケット用に厚手のダウンJKTが一枚。ダウンパンツやダウンシューズは除外。

ハードシェル上下。(ダウンJKTについてはハードシェルの上より着用を考え、裏まで撥水処理。)

メッシュアンダーS/S、メッシュアンダーブリーフ、メッシュアンダータイツ、化繊薄手L/S、厚手ロングウールソックス。

(予備として化繊中厚手L/S・肌着・ソックスそれぞれ1枚)


化繊中綿入りミトン・分離型グローブどちらも目止め撥水処理。

(分離型はインナーに厚手のウールを選択。ミトンにはハードシェルとしてゴアウインドストッパーのアウターを用意)


2ℓ・チタンクッカーと380mℓ・チタンマグは蓋無し。それにチタンボウルとミニ軽量漏斗・クッキングペーパーを加え水作り。煮炊きはガソリンストーブ(燃料は557mℓ)にて。

ガソリンストーブは暖をとったり濡れものを乾燥させるのに重宝します。


※ガソリンストーブは使い方を覚えれば、夏山の降雨の際にもテントや濡れものを乾かせ非常に重宝します。もちろん暖をとるにも最高です。


行動時の水分補充用にガスカートリッジストーブ(p-115改48g+ウルトラガス×1)を用意。2種類のストーブはお互いのストーブのトラブルの予備としても兼用。

アプローチ及びアタックにおいてはテルモス(500mℓ)・プラティパス(1ℓ)を用意。水補充はガスカートリッジストーブを使い、雪より水作り。


テントは所謂3シーズン・2人用のもの。

パック時の扱いと幕営準備の手間を考え竹ペグなど十時ペグは除外。

アライの夏山で使う軽量な物を使い捨てとして予備を含め12本用意。

シュラフモンベル 800 #1。

予備・防寒対策として同 #7。

マットはサーマレスト・ソーライト。

マット予備・防寒にZライト・ショート。


他に気温計やサングラス、emergencyなど各種生活小物。


食料は以下。

朝 : 298g/593k ×2

行動食 : 296g/1.343k ×3(アタック時の予備として同+1)

夜 : 317g/773k ×2

アプローチ(水 500cc、湯 500cc)

アタック(アプローチと同)

帰り(水 1.000cc、湯 500cc)


山行毎に吟味してきた結果、万全・最良と思われる準備をしました。

トータルウェイト21.690g(ザック込み、アプローチ時)工夫とお金をかければまだまだ軽くなる筈...


が、しかし...

アタック日、写真にある場所より吹雪きはじめすぐにホワイトアウトとなり視界は不明瞭となりました。

昼前、農鳥・間ノ岳に暗い雲がかかり始めるの確認し、嫌な予感はありました...

一瞬、撤退?の二文字が頭をよぎりました。

今回こそは何としても意地でも山頂へ。

天気や体調などを理由に引き返せば、どんなに惨めな気持ちになるだろう...


何度もにせピークや踏み抜きにウンザリしながら人工物を発見した瞬間...


「××××ー、」絶叫しました。


2017.12.19.16:30 登頂

踏み跡の無い山頂、視界は360°不明瞭。

感慨もなく記録用に自撮りを済ませ下降を開始する。

夏道見失い、長野側へ下降している事に気づき冷や汗...

フロントポインティング及びシングルダガーポジションにてトラバース...

八本歯以降の雪稜は夜間で視界も効かず、日中の吹雪により踏み跡も不明瞭となりルーファイに難儀しました。

延々と続く踏み抜き地獄の中、幕営地である城峰を目指すしました。

19:00頃、越えても越えても現れるピークや雪稜にウンザリしその場へ仰向けに...


岩と雪、漆黒の闇に浮かぶ満天の星空...

非現実的な荒涼とした風景に宇宙にいるような既視感を感じました。


ボーコン沢の頭まで歩かれた方、踏み跡いただきありがとうございます。

積雪より初めてとボーコン沢の頭まで行かれた方の苦労が偲ばれます。

行きはお陰でルーファイせずに助かりました。


残念ながらアタック日は予想外の悪天候でした。昼前より吹雪出しホワイトアウト。行きはともかく、帰りは難儀させられました。

八本歯は補助ロープ等の人口物は使わず拍子抜けするほどあっさり抜けられました。よって登攀系ギアはただの重りとなりました。しかし、さらに積雪が増えて凍りつきMIX化すれば厄介な場所になるのでは...


下山にあたって吊尾根以降、発電所付近の下降や鷲住山の登り返しを思うに奈良田から林道歩きするのもうなづけます。

夜叉神からのルートで失敗を繰り返していたのでこちらからのルートにあえてコダワリ続けていました。


【反省(ギア編)】

①アタック時に用意したチタンマグを忘れる。

おかげで17時間行動の中、まともな水がテルモスの450mℓだけになりました...

ガスストーブの水補充システムが使えずプラティパスの水は凍りつき魔法瓶(安売りしてるサーモスで山専ではありません。保温効果はともかく中の水は凍りつかず助かった。)の水を騙し騙し飲み、道端の雪を口に含み水分を吸い出していた。

→持参ギヤ・使用内容によっては生死を分かつ危険がある。出発前に行程の確認及び持参ギヤの指差し確認の重要性を改めて感じる。

②アタック時にトレッキングポールを持参しなかった。

持参するか迷ったが、必要なくなった時に500gは後々苦痛になるのでは?と置いてきてしまった。おかげで50cmのアックスでは支えにならずラッセルの際にどんなに苦労したか...

イメージが足りなかった。漠然と森林限界以後はアックスではと思い込んでいた。

→ミックス帯なのか?雪稜なのか?状況判断。マニュアルを鵜呑みにしない。場合によってはトレッキングポールを携帯し行動時間の短縮とする。


【反省(実践編)】

①城峰に幕営

ひっちさんの小さな看板付近に幕営幕営地は丸く盛り上がり、どんな格好でもテント内で体がズリ下がる。

私はトレーニングと位置付て良しとしたが、城峰手前の急登終わりの方がよほど幕営適地だったと思います。

実践アタックしてみて思ったが砂払(森林限界)までは幕営地を上げないと帰りが辛い...

砂払より先は適地多数であるが森林限界のため、防風対策を怠らない必要あります。

→体力・疲労回復のため幕営適地を探す努力を怠らない。

②夏道をイメージして漫然と歩く瞬間があった。

悪天・ラッセルにより削られ、集中力の低下。視界不明瞭の中、要所要所にて現在地の確認のみで満足してしまいました。分岐後すぐに山頂かと思いきや、いつまで経っっても山頂に着かず苦しみました。その事もあり下山時は夏道に注意して歩いていましたが、?なところで勘に頼ったところ長野側に下降し始めており、一瞬の雲の切れ目より夏道が再確認出来たから良いようなものを手遅れになっていたらと思うとゾッとしました...

今回のように吹雪いた後だと踏み跡(踏み抜き)は嘘のように無くなりました。

通常なら夜間とはいえ踏み跡や周辺地形・山容などを参考に下山します。

踏み跡は消え、夜間においてはヘッデンの灯りの届く距離にも限界があり、周辺の地形や山容も分かりづらくなります。ボーコン沢の頭前後のように雪稜が続く場所だと支尾根に迷い込み登り返しを繰り返す恐れがあります。

注意深く観察し怪しければ登り返しを厭わずなんとか無事に帰営できましたが運が良かったとしか思えません。

→雪稜・ピーク毎に竹竿・赤布(カラーテープ)など目印を作る。具体的には要検討。


【今後の変更点】

全行程の詳細な地形図の用意。

ウレタンマットレスは1枚減により304g減。

シュラフのシステム変更。以下


モンベル 800 #1 952g + シュラフカバー 220g ( + 化繊綿入り上 273g 下 236g ) = 1.172g ( 1.681g )

モンベル サーマルシーツ 380g + サバイバルシート 88g + (ダウン上 477g ) 下 265g ・シューズ 199g 

=932g ( 1.409g + 化繊綿入り 509g = 1909g )


※ 結果 

☆△240g システム重量減並びに#1 シュラフによる嵩張りの減となる。持参する化繊綿入りを新システムにインナーとして活用すれば+228g保温増となる。

☆仮に今回のシステムより#1を除外し、ダウン下・シューズを携帯した場合488g減となり数字上+228g保温増となる

シュラフカバー使用による頭周りのシュラフとのズレの煩わしさより開放される。

シュラフのボリューム減のため口元の結露が減。